本格的な夏に向かって高温多湿を好む細菌や、しつこい痒みを起こすノミやダニも活発化して可愛いペットを大いに悩ませる事になります。今回は「かゆみ」を引き起こす代表的な皮膚病を取り上げました。
③アトピー性皮膚炎
アトピー(atopy)はギリシャ語の奇妙なこと(atopia)から来ています。
「アトピー性皮膚炎」の多くは室内のハウスダストマイト「コナヒョウダニ」に対するアレルギーです。他にも皮膚のバリア機能や免疫力、心因性など種々の要因が関与して起こる皮膚炎です。2~3歳で発症するケースが多く、目、口の周り、指の間が赤くなり激しい痒みを伴います。
対処法は、低刺激性の保湿力の優れたシャンプーで、ハウスダストマイトを洗い流したり、空気清浄機の使用や、寝床を抗ダニ製品にすることも有効です。
治療は、ステロイド剤、免疫抑制剤の使用の他、副作用の少ない治療としてインターフェロンガンマ療法や減感作(げんかんさ)療法も注目されています。
また、最新のマイクロバブルバス
*1による洗浄効果とウルトラソニック(超音波)ジェットバス
*2によるマッサージ効果、血行・新陳代謝促進作用により、皮膚のバリア機能が活性化してくるという印象を当院では受けます。
皮膚病の治療は、獣医師と飼い主さんが協力して、根気よく治療をしていくことが大切です。ペットも飼い主さんもハッピーになれるよう一緒に頑張りましょう。